こちらの記事は、過去1ヶ月間の審査において、指摘された項目の主な理由のまとめです。スキルの審査の申請を出す前に、特に以下の点をご確認いただいて一発合格を目指しましょう!
① スキルから提示されているフレーズがサンプル発話に定義されていないケース
サンプルフレーズのみならず、コンパニオンアプリに表示されるスキルの説明やスキルの応答内でユーザーに提示されるフレーズは、サンプル発話に定義されている必要があります。
サンプル発話に定義されていないと、発話されたフレーズが正しいインテントに入ることができず、リクエストと合わない応答を返す可能性が高くなります。
正しいインテントに導き、正しい応答を返すためにも、提示したフレーズは必ずサンプル発話に含めるようお願いいたします。
例1:
「ゲームを始める場合は「ゲームを始めて」と発話してください」とスキルから説明があり、サンプル発話に「ゲームを開始して」はあるが「ゲームを始めて」が定義されていなかった場合、指摘対象となります。
例2:
「ゲームを始める場合は「ゲームを始めて」と発話してください」とスキルから説明があり、サンプル発話に「ゲーム始めて」はあるが「を」を含んだ「ゲームを始めて」がなかった場合、指摘対象となります。フレーズと定義するサンプル発話は一字一句同じである必要があります。
② ユーザーに対して明確な促し言葉がないままセッションが開いてしまうケース
セッションを開いたままにする場合、スキルからの応答の最後は必ず次に発話するべきフレーズを提示または質問等で終わり、ユーザーが何を発話すべきかを明確にする必要があります。もしセッションを閉じる場合には、促し言葉を含めてはいけません。
良い例:
「星座占いへようこそ。今日一日を占います。占いたい星座を言ってください。(セッションオープン)」
→何を発話すべきかが明確です。
「すみません、もう一度星座を教えてください。(セッションオープン)」
→聞き取れなかったときの応答として、何を発話すべきかを再度伝えることで、ユーザーは発話がしやすくなります。
悪い例:
「星座占いへようこそ。今日一日を占います。(セッションオープン)」
→説明のみで終わっており、ユーザーが何を発話すべきかが明確ではありません。
「すみません、わかりませんでした。(セッションオープン)」
→聞き取れなかったときの応答でも、セッションを開く場合は必ず促し言葉を提示する必要があります。もしくは、促し言葉を提示せずにこのままセッションを閉じてください。
③ スキルの詳細な説明に誤字・脱字が含まれるケース
コンパニオンアプリに表示されるスキルの説明や詳細な説明内に、ユーザーに誤解を与えるような表記が含まれていたり、誤字・脱字がないよう、申請前にもう一度目を通すことをお勧めいたします。
また、記載されている説明と実際の機能に相違がある場合も、指摘対象となります。記載する内容が実際の機能と合っていること、初めて使用するユーザーが理解できるようにコア機能についての説明が記載されていることをご確認ください。
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