この記事は、過去1ヶ月間においてスキルの申請をいただいたものの、審査の結果は再申請のお願いになったスキルについて、その主な理由をまとめたものです。
スキルの審査の申請を出す前に、特に以下の点をご確認いただいて一発合格を目指しましょう!
① フレーズ(発話の例)がサンプル発話に含まれていないケース
コンパニオンアプリに表示されるサンプルフレーズだけでなく、スキルの説明やスキルの応答内に含まれるすべてのフレーズは、サンプル発話に定義されている必要があります。
ユーザーに対して提示するフレーズが、すべてサンプル発話に定義されているかをご確認ください。また、それらは一字一句同じである必要があります。
【例】:サンプル発話には「みずがめ座の運勢を教えて」が定義されており、サンプルフレーズには「みずがめ座の運勢教えて」のように「を」が含まれていなかった場合、(= てにをはが欠落している場合)は指摘対象となります。
サンプル発話の登録は以下のページにて実施してください。
サンプルフレーズの登録は「公開」タブのページにて実施してください。(この場合は上記の図と比較して、「を」が欠落しているため指摘対象となります。)
② サンプル発話に定義されたフレーズを使用した際、スキルからの応答にエラーがあるかリクエストとは異なる応答が返ってくるケース
スキルが完成しましたら、音声にて定義された発話例を試し、実際にコア機能を完了できるかをご確認いただくことをお勧めいたします。
【例】:サンプル発話に定義されていた「みずがめ座の運勢を教えて」と発話したところ、スキルから山羊座の運勢が返ってきた場合、指摘対象となります。
Echo端末をお持ちでない場合は、以下の手順にてalexa developer consoleにて音声入力によるテストが可能でございます。
1. alexa developer consoleにログインする:https://developer.amazon.com/ja/alexa
2. 作成したスキルを選択
3. 「テスト」タブを選択し、プルダウンメニューから「開発中」を選択したのちにマイクアイコンを押下
各エラーに対する対処の方法につきましては、こちらをご参照ください。
③ 異なるインテントでサンプル発話が重複しているケース
サンプル発話を定義する際に、それらの発話例が他のインテントに既に含まれていないことをご確認ください。
異なるインテントで同じ発話例が定義されていた場合、実際に発話した際に正しいインテントが起動できない可能性があります。
【例】:「AIntent」に「みずがめ座の運勢」が定義されており、かつ「BIntent」 に「水瓶座の運勢」が定義されている場合。
この場合、漢字と平仮名という表記の違いはありますが、それぞれ異なるインテントに同じ読みの発話例が定義されているため、指摘対象となります。
Alexa Skills Kit (ASK) (日本語) スペースでは、スキル開発に関する質問や、他のメンバーの質問に対する回答を投稿することができます。お気軽にご投稿ください。