Alexa Skills Kitでは、Amazon Echoからキャプチャされたユーザーリクエストを処理できるアプリケーションを開発することができます。出力は、Echoから読み上げテキスト(TTS)として行われます。さらに、Amazon Echoアプリからユーザーにグラフィカルなカードを表示することもできます。
EchoユーザーはEchoウェイクワード(デフォルトでは「アレクサ」)に続けて、アプリケーションの呼び出し名と「を開いて」、「をスタート」、「を起動して」を言うことで、アプリケーションと対話します。ユーザーは、同じフレーズ内にアプリケーションの呼び出し名と具体的なリクエストの両方を含めることができます。例: "アレクサ、ハローワールドを開いてハローと話しかけて。"
このフレーズの「リクエスト」部分をインテントと呼びます。ユーザーのリクエストにより、Alexaアプリケーションとの間で新しいセッションが開始されます。上の例では、「ハローワールド」がアプリケーションの呼び出し名で、「ハローと話しかけて」がこのアプリケーションの具体的なインテントにマッピングされるフレーズです。アプリケーションは適切な応答を判断して、テキストを送り返します。このテキストは、音声に変換され、ユーザーへの応答として読み上げられます。
ユーザーは具体的なリクエストを指定せずに、アプリケーションを起動することもできます。この場合、アプリケーションは通常ユーザーに何をしたいかを尋ねる質問を返します。
Amazon Echoのコア機能とは異なり、Alexa Skills Kitを使用して作成されたAlexaスキルが起動されると、すべてのユーザーリクエストはアプリケーションが終了するまでそのアプリケーションに対して送信されます。これはアプリケーションのセッションの特徴です。ユーザーが呼び出し名を使ってアプリケーションを起動する(「アレクサ, ハローワールドを開いて」)と、新しいセッションが作成されます。セッションはアプリケーションがタスクを完了した場合、Echoが適切な応答を受け取らなかった場合、ユーザーが「終了して」と言った場合に終了します。
読み上げテキストの応答を送信するのに加えて、アプリケーションサービスはコンパニオンアプリにカードを返すこともできます。カードは、対話に関する基本情報をテキストで表示できます。カードはコンパニオンアプリに表示され、Fire OS、Android、iOS、およびウェブブラウザで利用できます。
キーワード: Alexa, ASK, セッション, 開発